東京講演会 報告
去る11月17日(日)に、東京チャリティー講演会「つながろおう・わかちあおう 歯科衛生士だからできること」を開催させていただきました。
当日は関東周辺地区より約90名の歯科衛生士の方々のご参加をいただきました。
ここに改めて皆様のご厚意に感謝申し上げます。
また、本チャリティにご寄付をいただきました企業様にも厚く御礼申し上げます。
今回は、歯科衛生士の臨床と東日本大震災の報告をふまえ歯科衛生士の行う口腔ケアの意味が広義にとりあげられた講演会となりました。
メインテナンスを通して長い年月患者さんと関わってきた歯科衛生士の品田和美さん、村上恵子さんからは単に歯科疾患とのかかわりのみならず、「口腔を通して人の健康と接点を持っていく」という歯科衛生士の新たな課題が提示されました。
また、当チャリティ実行委員の水木さとみが「コミュニケーション」の問題を、柏井伸子が歯科衛生士の佐藤久美子さんと共に「感染対策」について講演させていただきました。
特別講演をお願いした医師の古屋先生と白田千代子さんからは、人の尊厳、人の生きる権利としての観点から口腔ケアを捉えたお話がなされ、歯科衛生士の口腔ケアが社会的に普遍的な価値を持つものであることが訴えられました。
今回のチャリティでは、総額675,711円が集まりました。
これらを特別講演いただいた古屋聡先生主催の「山梨お口とコミュニケーションを考える会」に口腔ケアの普及のために、また「あしなが育英会」に東北の子供たちの教育資金にあてていただくためにお送りします。
改めまして参加者の皆様、企業様のご厚意に心より御礼申し上げます。
<記:畑 めぐみ>
演者、実行委員、当日のサポートスタッフの皆さん
当日は関東周辺地区より約90名の歯科衛生士の方々のご参加をいただきました。
ここに改めて皆様のご厚意に感謝申し上げます。
また、本チャリティにご寄付をいただきました企業様にも厚く御礼申し上げます。
今回は、歯科衛生士の臨床と東日本大震災の報告をふまえ歯科衛生士の行う口腔ケアの意味が広義にとりあげられた講演会となりました。
メインテナンスを通して長い年月患者さんと関わってきた歯科衛生士の品田和美さん、村上恵子さんからは単に歯科疾患とのかかわりのみならず、「口腔を通して人の健康と接点を持っていく」という歯科衛生士の新たな課題が提示されました。
また、当チャリティ実行委員の水木さとみが「コミュニケーション」の問題を、柏井伸子が歯科衛生士の佐藤久美子さんと共に「感染対策」について講演させていただきました。
特別講演をお願いした医師の古屋先生と白田千代子さんからは、人の尊厳、人の生きる権利としての観点から口腔ケアを捉えたお話がなされ、歯科衛生士の口腔ケアが社会的に普遍的な価値を持つものであることが訴えられました。
今回のチャリティでは、総額675,711円が集まりました。
これらを特別講演いただいた古屋聡先生主催の「山梨お口とコミュニケーションを考える会」に口腔ケアの普及のために、また「あしなが育英会」に東北の子供たちの教育資金にあてていただくためにお送りします。
改めまして参加者の皆様、企業様のご厚意に心より御礼申し上げます。
<記:畑 めぐみ>
演者、実行委員、当日のサポートスタッフの皆さん特別講演 白田先生 抄録
私のボランティア活動を通じて、 今、歯科衛生士に伝えたいこと
白田千代子
2011年3月11日14時46分頃、三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の巨大地震が発生しました。
この地震では太平洋沿岸を中心に高い津波によって、東北地方から関東地方で広範囲かつ大きな被害がありました。
過去に経験のない事態であり、私たちも大きなストレスを感じるものでした。
報道されている情報は、ごく一部の被災地のものでしかないことを認識する必要があります。
道路が寸断されて、車が入れないところでは、相当長い間、支援が十分ではありませんでした。
自衛隊のヘリから投下される支援物資に頼るしかない状況であったと、聴きます。
状況は刻々と変化するので、その場に適した、早急な対応をしなければなりません。
歯ブラシ、歯磨剤などは、大量にあって、一部は倉庫に積まれたままの状況であったという話もあります。
衣料品も、被災した方のニーズに合うものではないこともあったため、必ず必要とされずに荷物として積まれていました。
ニーズに合った支援内容を客観的に把握することも重要ですが、困難な問題でもあります。
ここには、リーダーの存在が不可欠であることがわかりました。
また、災害事実の風化はとても悲しいことでもあります。
本講演では、このような大規模災害発生時における歯科衛生士の役割と支援のあり方について、皆さんと考えたいと思います。
白田千代子2011年3月11日14時46分頃、三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の巨大地震が発生しました。
この地震では太平洋沿岸を中心に高い津波によって、東北地方から関東地方で広範囲かつ大きな被害がありました。
過去に経験のない事態であり、私たちも大きなストレスを感じるものでした。
報道されている情報は、ごく一部の被災地のものでしかないことを認識する必要があります。
道路が寸断されて、車が入れないところでは、相当長い間、支援が十分ではありませんでした。
自衛隊のヘリから投下される支援物資に頼るしかない状況であったと、聴きます。
状況は刻々と変化するので、その場に適した、早急な対応をしなければなりません。
歯ブラシ、歯磨剤などは、大量にあって、一部は倉庫に積まれたままの状況であったという話もあります。
衣料品も、被災した方のニーズに合うものではないこともあったため、必ず必要とされずに荷物として積まれていました。
ニーズに合った支援内容を客観的に把握することも重要ですが、困難な問題でもあります。
ここには、リーダーの存在が不可欠であることがわかりました。
また、災害事実の風化はとても悲しいことでもあります。
本講演では、このような大規模災害発生時における歯科衛生士の役割と支援のあり方について、皆さんと考えたいと思います。
会場に行って来ました!
特別講演 講師紹介 白田千代子先生
今回の特別講演では、山梨市立牧丘病院の古屋聡先生とともに、東京医科歯科大学歯学部口腔保健学科の白田千代子先生にもご登壇頂きます。
私のボランティア活動を通じて、今、歯科衛生士に伝えたいこと
白田千代子先生
白田先生・・・ご存知でいらっしゃいますか?
もともと東京都中野区の北部保健福祉事務所で活躍されていた歯科衛生士さんで、住民への健康指導や支援などで中野区の住民のみならず、口腔衛生の分野で実績を高く評価されていらっしゃいます。
数年前に保健福祉事務所を退職され、母校の東京医科歯科大学に勤務されております。
今回の講演会のミソは、学術だけではなく現場でどう対処するか、本当にどう動けばいいのか、というナマの話を沢山聞ける、というところにあります。
頭でっかちではなく、「その現場にもしも自分たちがおかれたらどうしたらいいのか」はっきり伝えていただけるはずです。
かなり期待できる特別講演になると思います。
どうぞご期待くださいませ。
私のボランティア活動を通じて、今、歯科衛生士に伝えたいこと
白田千代子先生白田先生・・・ご存知でいらっしゃいますか?
もともと東京都中野区の北部保健福祉事務所で活躍されていた歯科衛生士さんで、住民への健康指導や支援などで中野区の住民のみならず、口腔衛生の分野で実績を高く評価されていらっしゃいます。
数年前に保健福祉事務所を退職され、母校の東京医科歯科大学に勤務されております。
今回の講演会のミソは、学術だけではなく現場でどう対処するか、本当にどう動けばいいのか、というナマの話を沢山聞ける、というところにあります。
頭でっかちではなく、「その現場にもしも自分たちがおかれたらどうしたらいいのか」はっきり伝えていただけるはずです。
かなり期待できる特別講演になると思います。
どうぞご期待くださいませ。
柏井伸子さん&佐藤久美子さん 講演抄録
考えましょう、口腔内外の感染管理
―インプラントの長期的安定を求めて―
佐藤久美子
柏井伸子
佐藤久美子
柏井伸子
口腔内という局限された空間に数億の口腔内常在菌が存在するなかで、また、人体を取り囲む環境の変化による免疫能や抵抗力の低下など、さまざまな厳しい環境下におけるインプラント治療は、常に感染の危険性からは逃れられない治療法です。
インプラント治療をより「安心」で「安全」な歯科医療選択肢として患者さんに提供するためには、つねに最新の情報に耳を傾け、科学的根拠に基づき、適切に感染管理対策を行うことが重要です。
外科処置時においては、インスツルメント類の適切な洗浄・滅菌方法や環境設定についての再確認が必要です。
また、インプラントは、「埋入すれば終わり」というものではありません。
天然歯同様にメインテナンスが重要です。
特に、歯周疾患が原因で歯牙を喪失した患者さんにおいては、それまで以上に口腔衛生の面から「ホームケアとプロケア」の重要性を認識していただき、モチベーションを確立することが必要です。
本セッションでは、器材処理の過程や使用する薬液に対しての正しい知識を得ていただき、メインテナンス時のプロケアの注意点などについてQ&A形式で討論していきます。
―インプラントの長期的安定を求めて―
佐藤久美子
柏井伸子
佐藤久美子
柏井伸子口腔内という局限された空間に数億の口腔内常在菌が存在するなかで、また、人体を取り囲む環境の変化による免疫能や抵抗力の低下など、さまざまな厳しい環境下におけるインプラント治療は、常に感染の危険性からは逃れられない治療法です。
インプラント治療をより「安心」で「安全」な歯科医療選択肢として患者さんに提供するためには、つねに最新の情報に耳を傾け、科学的根拠に基づき、適切に感染管理対策を行うことが重要です。
外科処置時においては、インスツルメント類の適切な洗浄・滅菌方法や環境設定についての再確認が必要です。
また、インプラントは、「埋入すれば終わり」というものではありません。
天然歯同様にメインテナンスが重要です。
特に、歯周疾患が原因で歯牙を喪失した患者さんにおいては、それまで以上に口腔衛生の面から「ホームケアとプロケア」の重要性を認識していただき、モチベーションを確立することが必要です。
本セッションでは、器材処理の過程や使用する薬液に対しての正しい知識を得ていただき、メインテナンス時のプロケアの注意点などについてQ&A形式で討論していきます。
歯科衛生士だからできること
人見巴苗(6月に開催されたチャリティー講演会の演者)
今年の仙台は、震災からあっという間に四季が流れていきました。
大阪・名古屋の講演では、多くの方々に励ましを頂戴し、ありがとうございました。
あれから、7か月が過ぎ、仙台は、“いつも通り”になりました。
でも、親しくしている宮城県沿岸部の歯科医院では、被災後何とか診療を続けようと涙ぐまい努力をしてきましたが、肝心の建物が防災対策で、防波堤となる計画を受け転居しなくてはならなくなるなど、まだまだ、混迷は続いています。
歯科衛生士として長年メインテナンスを通して担当させていただいた患者さんとの関係だからこそ、隠されていた心の寂しさ、悲嘆、不安を感じることがあります。
「不安を感じ、外出したくない。テレビを見ると震災時の画面がでそうで怖い。私には、大きな被害があったわけではないのに、可笑しいと思うのだけど、何もする気になれないの」
「姉が荒浜で亡くなったの。でも遺体も早くに見つかったし、納骨できたのだから、良かった。やっと仙台に診てもらいに来る気になれた。」
「妹が仙台港の近くで、流された亡くなったの。自分も体調が優れず、癌が再発したのではと心配。」
被災地では、今様々なイベントで地域を盛り上げようと必死ですが、心の奥には、私も含めて、どうしても拭いようのない感情が潜んでいて、今頃やっと吐露できるようになりました。
歯科衛生士が、口を通して患者さんと会話することは、そんな心を受け止めるということだと思います。
歯科衛生士という素晴らしい職業を、震災を通して、改めて感じることができました。
ぜひ、歯科衛生士に対する、同じ思いを会場で共有できたらと思います。






